米カリフォルニア州地方裁判所は12月2日、米Appleが自社特許を侵害しているとして韓Samsungのスマートフォンやタブレットの販売差止めを求めていた件で、要求を退ける仮判決を出した。2社は複数の訴訟で対立関係にあるが、今回はSamsungに好意的な仮判決となった。

Appleは、自社のデザインに関する特許3件、ソフトウェアに関する特許1件をSamsungが侵害していると主張し、カリフォルニア州地方裁判所に対して該当製品の米国での販売差止め処分を求めていた。製品は、「Galaxy S 4G」や「Galaxy Tab 10.1」など4機種。

同裁判所のLucy Koh氏はこれに対し、Appleの主張は取り返し不可能な損害を受けたとするのには証拠不十分、という見解を示している。

AppleとSamsungは激しいライバル関係にあり、現在約10カ国で訴訟が起きているという。直近では、豪州の司法が11月30日、初審の仮判決を覆し、Galaxy Tab 10.1の販売を許可する仮判決を下している。だが、Appleがその後不服を申し立てたために、販売差止め仮処分の期限が12月9日まで延期されている。