Fedora is a Linux-based operating system that showcases the latest in free and open source software.

Red Hatのエンジニアがメーリングリストにおいて、2012年4月に登場が見込まれる次期Fedora「Fedora 17 Rawhide」におけるデフォルトのJDKを「Java 7」にする旨を伝えている。現在のFedora最新版である「Fedora 16」では、OpenJDK 1.6.0をベースにしてJavaのアプリケーションパッケージが構築されているが、Fedora 17ではこれがOpenJDK 1.7ベースへ切り替わるものと見られる。

他の主要ディストリビューションであるUbuntuとopenSUSEはそれぞれ最新版でOpenJDK 1.6.0をデフォルトのJavaとして採用している。Solaris 11とLinux Mint 12はJava SE 1.6.0を搭載している。現状で扱いやすいバージョンはJava 6ということになる。

FedoraがFedora 17で「Java 7」をデフォルトのJavaとして採用した場合、ほかのディストリビューションも同様の取り組みを実施する可能性がある。デフォルトのJavaのバージョンが変更された場合、Javaで開発されたアプリケーションやサーバなどサポートされる対象が変更されることも考えられ、すでに運用している場合には注意が必要といえる。