しまね健康情報活用推進コンソーシアムは11月30日、「共通診察券を活用した健康情報活用基盤構築の実証実験」を島根県出雲市・大田市で推進し、医療機関や自宅から、共通診察券を使って診療情報(検査・処方)・健康診断情報を閲覧するサービスを10月3日より開始していると発表した。

同コンソーシアムは、出雲医師会が代表であり、大田市医師会、島根大学医学部附属病院、島根県立中央病院、大田市立病院、島根県薬剤師会(出雲・簸川支部、大田支部)、出雲市、大田市、富士通、テクノプロジェクトがメンバーとして参画している。

12月1日より、処方情報・調剤結果情報を医療機関・調剤薬局間で共有して、処方・調剤の質の向上や業務効率化を目指す新たなサービスを開始する。

「健康情報活用基盤システム」のイメージ

同実証事業は、総務省の「健康情報活用基盤構築事業」として実施され、複数の自治体の参画のもと、各地域が保有する医療情報を安全かつ円滑に流通させるための広域共同利用型のEHR(Electronic Health Record)システムの確立・普及を目的とし、2011年10月3日から2012年2月29日までの期間で実施される。