The purpose of Linux Mint is to produce a modern, elegant and comfortable operating system.

Linux Mintの最新版となる「Linux Mint 12 "Lisa"」が公開された。Linux Mint 12はUbuntu 11.10ベースのLinuxディストリビューション。32ビットおよび64ビットのx86プロセッサPCを対象としている。最小メモリ量は512MB(推奨1GB)、5GB以上のディスク、800x600以上の解像度のディスプレイなど。

Linux Mint 12の最大の特徴は採用する環境をGNOME 3へアップグレードした点にある。GNOME 3からはGNOME Shellと呼ばれるタブレットデバイス風のUIがデフォルトで使用されるが、Linux MintはこのUIをデフォルトで無効化。GNOME3にさらにMGSEと呼ばれる拡張レイヤをかぶせて、GNOME3の最新機能を使いながら、従来から人気の高いLinux Mintメニューを実現させている。

Linux Mint 12インストール画面 - インストーラはLiveCDにもなっており試用もできる。ただしこの段階ではMSGEもMATEも利用できない。

シンプルなUIのLinux Mint。メニューはスクリーン下部にまとまっている。

Ubuntuベースであり、多くの機能が共有されている。

特徴的なLinux Mintのメニュー。

DistroWatch.comの報告によると、2010年ごろから「Linux Mint」への関心が高まっており、最近ではもっとも注目されているLinuxディストリビューションとして挙げられている。これまで一位だったUbuntuは2010年あたりから関心が薄れつつあり、Unityを採用してからはその傾向が顕著に出ているという。