Linuxでよく使われるGUIアプリケーションには、その人気がずっと変わらないものもあれば、1年といった単位で開発が終了してしまうものもある。広く普及したアプリケーションが、アップデートが滞るようになった結果、ほかのアプリケーションに取って代わられるケースは決して珍しくない。愛用しているアプリケーションのアップデートが滞っていると感じているなら、一度類似アプリケーションの調査をしてみるのも悪くない選択肢だ。
そうした場合に役立つ情報がTech Drive-inのサイトに「20 Most Highly Rated Applications to Install from Ubuntu Software Center」として掲載された。Ubuntu Software Center経由でインストールされたアプリケーションの中から、特にレーティングが高くダウンロード数が多いアプリケーションを20個選んで紹介している。実際に関心の高いアプリケーションを示すデータとして参考になる。
なかでも汎用的に使用できそうな候補は次のとおり。
- Chromium Webブラウザ
- SMPlayer (MPlayerベースのメディアプレーヤ)
- GnuCashファイナンス管理アプリケーション
- Blender 3Dモデリング/レンダリングアプリケーション
- Guakeターミナルアプリケーション
- Shutterグラフィックアプリケーション
- GIMPグラフィックマニピュレータ
- RawTherapeeデジタルフォト処理アプリケーション
- Darktable (Adobe Lightroom類似アプリケーション)
- Inkscapeベクタグラフィックエディタ
- OpenShotビデオエディタ
- Mumbleボイスチャットアプリケーション
- XChat IRCアプリケーション
- Akregator RSSリーダーアプリケーション
- Ugetダウンロードマネージャ
- Deluge Bit Torrentクライアント
- Calibre電子ブックライブラリ管理アプリケーション
Ubuntuに限定されたり、業務的な需要なあまりなさそうだがリストに掲載されているアプリケーションとしては次のものが入っている。
- Synapticパッケージマネージャ
- Synapticランチャ
- Stellariumプラネタリウムソフトウェア
グラフィック系アプリケーションは比較的頻繁に入れ替わる傾向がある。ビデオオーサリングツールも数年前に関心が高かったものとは別のアプリが上位に入っている。なお、この一覧はUbuntu Software Center経由でインストールされたアプリケーションに関してであり、Ubuntuに最初からインストールされているアプリケーションは対象に入っていない。