野村総合研究所とNRIセキュアテクノロジーズは、マルチOSやマルチキャリアへの対応スマートフォンやタブレット端末などのモバイル端末を管理するための「モバイル端末管理サービス(Mobile Device Management、以下「MDM」)」の提供を開始すると発表した。基本サービスは、1端末当たり3,600円/年から。

機能としては、各端末にセキュリティ設定を配信することや、端末の状態をサーバで一元管理し、許可していないアプリケーションがインストールされているなどの不正端末を検出することができる。また、端末の紛失・盗難時には、遠隔操作で端末の情報を消去(リモートワイプ)するだけでなく、GPS機能により端末の位置を把握して 探すことが可能。

モバイル端末管理サービスのイメージ

また、自社開発のアプリケーションの配信・更新管理機能や、アプリケーションで利用するコンテンツ配信機能などもある。

サポート面では、MDMの設定・運用を24時間/365日体制で行う形態をオプションで用意し、端末の紛失・盗難時におけるリモートワイプの実行といった通常のMDMの運用に加え、紛失した時点から、リモートワイプ実行までの期間について、セキュリティの専門家がVPN機器のログを解析し、社内への不正アクセスの有無を確認するといったサービスも提供する。

そのほか、端末の電源が切れていたり、リモートワイプ設定が解除されているなどの理由で、リモートワイプが実行できない場合に備え、NRIセキュアは、端末のクライアント証明書を失効させ、会社のシステムにアクセスできなくする「端末認証サービス」も提供する。