openSUSE is a free and Linux-based operating system for your PC, Laptop or Server.

openSUSEプロジェクトは11月16日(米国時間)、openSUSEの最新版となる「openSUSE 12.1」を公開した。「openSUSE 12.1」はカーネルにLinux 3.1を採用。デスクトップ環境はGNOEM 3.2またはKDE 4.7。Xen 4.1、KVM、VirtualBoxなどの仮想化技術にも対応している。プログラミング言語Goをサポートしたプラットフォームにもなっているほか、ファイルシステムBtrfsを採用した場合には、Btrfsのスナップショット機能を活用したバックアップやデータ差し戻しなどの機能を利用できる。

openSUSE 12.1起動例

デスクトップ環境としてKDEを選択した場合の例

openSUSEはGNOMEとKDEの双方に対応しているという特徴がある

統一の取れたUIと操作性がKDEの魅力のひとつ

openSUSE 12.1は新しいバージョンナンバリングとリリースエンジニアリングのもとで提供される初のバージョンとなる。以降は8ヶ月おきのリリースが予定されており、次の日程でリリースが実施される見通し。2年間で3回マイナーリリースを実施するモデルとなる。

  • 2012年7月 openSUSE 12.2リリース
  • 2013年3月 openSUSE 12.3リリース
  • 2013年11月 openSUSE 13.1リリース

openSUSEのデフォルトファイルシステムはExt4だが、インストール時にLVMやBtrfsも選択できるようになっている。openSUSE 12.1は「ownCloud」と呼ばれるプライベートクラウドソフトウェアを導入したバージョンとしても注目される。「ownCloud」を活用すると自身でクラウドサービスを起動して利用できるようになる。パブリッククラウドの利用がプライバシーの観点から賛同できないといったシーンで活用が検討しやすいソフトウェアといえる。