リコーは、デジタル複合機(MFP)「imagio MPシリーズ」用アプリケーションソフトの新製品として、「imagio カンタン文字認識V2」を11月25日より発売すると発表した。価格は98,000円(税別)。

新製品は、2008年1月に発売した「imagio カンタン文字認識タイプA」の後継商品。アップグレードの場合の価格は78,000円(税別)となる。

文字認識タイプAは、MFPでスキャンし電子データに変換した帳票を、データインプット用の入力フォームとして活用ができるほか、紙文書をExcelやWord、テキスト付きPDFファイルに変換できる。

「imagio カンタン文字認識V2」の概要

今回の新製品では、各種ファイル形式への変換機能を強化したほか、高圧縮PDFへの対応、見開き原稿の読み取り精度の向上、操作ステップのワンボタン化などの機能強化を行っている。

ファイル変換時の機能強化では、Wordファイルの段組方式に対応したほか、紙の帳票に色付きのフォームがある場合には、Excelファイルへの変換時に色を再現できる機能を付加している。

PDFへの変換にでは、新たに「XPS」ファイルへの変換と、フルカラーの紙文書を保管する際に、従来のスキャン画像よりも軽いPDFデータに変換することが可能な「高圧縮PDF」に対応した。

そのほか、見開き原稿をスキャンした際にできたPDFデータが斜めになってしまった場合の傾きを自動で補正する機能や、好みの操作ステップを登録することができる設定情報保存機能(カンタン ボタン)を追加している。