パナソニックは、堅牢性の高い10.1型Androidタブレッド「TOUGHPAD FZ-A1」シリーズを発表した。11月16日より受注を開始し、2012年5月の発売を予定している。価格はオープンだが、市場想定価格は10万円弱。販売は法人のみとなっている。

モデルには、標準モデルとSIMフリーの3G通信モジュール内蔵モデルの2モデルがある。

「TOUGHPAD FZ-A1」

「TOUGHPAD」は、同社の堅牢PC「TOUGHBOOK」のタブレット版。本体ケースは、マグネシウム合金で、「エラストマー樹脂」のコーナーガードで液晶を保護する。密閉度の高いカバーにより、水、ほこりの侵入を防ぎ、IP65準拠の防塵・防水性能を持っている。

CPUには、Marvell製のデュアルコアCPUを採用し、1つのコアをセキュリティに割り当て、専用プロセッサによるハードウェア暗号化を行い、ハッシュキーをプロセッサ内に格納することで高いセキュリティを実現する。

また、屋外で使用することを想定し、500cd/平方メートルの高輝度液晶を採用。解像度は1,024×768ドットとなっており、液晶は静電容量式でマルチタッチに対応。デジタイザー機能も備え、付属のペンによる操作も可能だ。

カメラは、前面に200万画素、背面に500万画素の2つを搭載し、IEEE802.11a/b/g/nの無線LANとBuluetooth 2.1+EDRの通信機能を備える。

その他の仕様は、RAMが1GB、フラッシュメモリが16GB、モノラルスピーカー、マイク、micro SDスロット、micro HDMI、micro USB 2.0を搭載する。バッテリ駆動時間は約10時間で、外形寸法は266.3×17×212.0mm、重量は約970g。OSはAndroid 2.3。