19日放送の土曜ドラマスペシャル『蝶々さん~最後の武士の娘~』(NHK総合 21:00~22:13 全2話)の完成試写会が11日、東京・渋谷の同局で行われ、宮崎あおい、伊藤淳史、西田敏行、イーサン・ランドリー、脚本の市川森一が出席した。

ドラマ『蝶々さん~最後の武士の娘~』の完成試写会に出席した宮崎あおい。この日は右手薬指に指輪をしていたが、左手薬指に指輪はしていなかった 拡大画像を見る

同ドラマの原作と脚本は、日本を代表する大脚本家の市川森一。明治初頭の長崎を舞台に、武士の娘としての誇りを手放すことなく生きた一人の女性・蝶々さん(宮崎あおい)の波乱に満ちた人生をダイナミックに描く。

テレビドラマは実に2008年の大河ドラマ『篤姫』以来となる主演の宮崎あおい。「とても緊張しましたし嬉しくも思いました。無事撮り終わることが出来て前編が完成し、凄く嬉しいです」と感激した様子。さらに「本当に美しく撮っていただき、素敵な映像に壮大な音楽も入っています。ご覧になれば前向きになれる作品だと思いますので、是非皆さんに見て欲しいですね」とアピールした。

そんな宮崎について「学校で好きな女の子に会うのが楽しみなように、現場に行くのが楽しみでしたよ」と西田。伊藤も「蝶々さんを思い続ける役を演じましたが、あおいちゃんのお陰で全然苦労しませんでした」と話し、イーサン・ランドリーも「明かりが点るような存在」と絶賛。これを受けた宮崎は「西田さんは現場の空気をとっても明るくしてくれる方。4回目の共演となった伊藤くんとは、今回初めて話すようになりましたが、こんなに気の合う人だと気がつき、精神的な部分で支えられました。また、イーサンが(役柄的に)パートナーだったからこそできたお芝居がたくさんありました。素敵な人に囲まれて幸せでした」と3人の俳優に感謝しきりだった。なお、週刊誌等で騒がれている夫・高岡蒼甫との離婚報道については何も聞かれなかった。