アシストは11月8日、米Calpont Corporationと国内総代理店契約を締結したと発表した。

米Calpont CorporationのPresident & CEOを務めるJeff Vogel氏

Calpont Corporationは分析用高速データベース「Calpont InfiniDB」(以下、InfiniDB)を提供する企業。InfiniDBは列指向データベースで、分析/参照系システムで高速に動作する。

また、ユーザーからクエリを受け付けて解釈する「User Module」と、各ストレージへのアクセス役を担う「Performance Module」の2層構成のアーキテクチャを採用している点も大きな特徴の1つ。スケールアウト時には、Performance Moduleを追加するかたちで対応できるうえ、「性能もサーバ数に比例してきれいに伸ばしていける」(アシスト 商品企画開発室長 板木栄樹氏)という。そのほか、「IAサーバで動作し、導入が容易」、「索引のメンテナンスが不用」、「安定したパフォーマンスが得られる」といった特徴もある。

米Calpont CorporationのPresident & CEOを務めるJeff Vogel氏は、Amazon Webサービスで64サーバノードを利用する企業がInfiniDBで大幅にパフォーマンスを向上させた事例などを紹介したうえで、「独立したソフトウェアとして提供しているので、今後ハードウェアがどれだけ進化しても、高速かつスケーラブルなデータベースを提供できる」と説明。さらに、Apache Hadoop向けのコネクタを用意していることなども明かし、スケーラビリティのさらなる向上に向けて現在も改善を進めていると強調した。

InfiniDBの価格は360万円(税別)~。アシストは、2012年1月より日本語版の販売を開始する予定で、初年度の目標として20社導入という数字を掲げている。

左から、アシスト 代表取締役のBill Totten氏、CalpontのVogel氏、アシスト 製品事業統括 担当取締役の勝田誠氏