アトラシアンは10月26日、ソフトウェア開発に必要な環境一式を提供するSaaS型サービス「アトラシアン オンデマンド」の販売を開始したと発表した。

アトラシアンは、ソフトウェア開発を効率化する各種のツール群を提供する企業。バグ/課題管理ツール「JIRA(ジラ)」、アジャイルプロジェクト管理ツール「GreenHopper(グリーンホッパー)」、継続的インテグレーションサーバ「Bamboo(バンブー)」、リポジトリブラウザー「FishEye(フィッシュアイ)」、コードレビューツール「Crucible(クルーシブル)」、エンタープライズウィキ「Confluence(コンフルエンス)」、アジャイル開発テストツール「Bonfire(ボンファイア)」、チーム用スケジュール管理ツール「Team Calendars(チーム カレンダー)」といった製品を開発/販売しており、世界で1万7000以上の組織で利用されている。

今回発表されたアトラシアン オンデマンドは、上記の製品をSaaS型で提供するというもの。以前から「JIRA Studio」といったSaaS型パッケージサービスを提供していたが、今回発表されたアトラシアン オンデマンドでは、数ある製品の中から必要なもののみを選択して利用できるようになっている。価格は、1サービスあたり月額10ドル~(10ユーザー)で、ライセンス数に応じたボリュームディスカウントも設定されている。

なお、アトラシアン オンデマンドでは、後からサービスを追加する場合もユーザー情報や各種のデータが自動的にサービス間で共有される仕組みになっている。また、Google Apps、Zendesk、Salesforce.com、uTest、GetSatisfactionといったサードパーティのサービスと連携させることもできるという。

アトラシアン オンデマンド