ネットワーク機器やサービスプロバイダ向けソリューションを取り扱うブロケード コミュニケーション システムズは20日、Brocade NetIronインターネット/メトロ・ルータ・ファミリ向けの新しいソフトウェア「Brocade NetIron 5.3ソフトウェア・リリース」において、サービスプロバイダにおける新たなクラウドサービスの開発・提供を支援する機能を発表した。

新たに拡張された「マルチ・シャーシ・トランキング」技術では、同社ルータ製品のバーチャル・プライベートLANサービスをサポート。サービスの帯域幅が物理インタフェースと結び付けられていないため、迅速かつ柔軟なプロビジョニングが可能になる。

また、新版では「プロバイダ・バックボーン・ブリッジ(PBB)」にも対応。仮想ローカル・エリア・ネットワーク上での利用者増と負荷低減を同時に実現し、既存のインフラの拡張性を大幅に向上させることができる。

この他、トラフィックパターンに合わせて、帯域を飛躍的かつ自動的に調整できる「Auto-bandwidth Label Switch Path」や、マルチベンダーデバイス間の相互運用性を確保し管理ツールの統合や各種操作の自動化を実現する「Link Layer Discovery Protocol」などの機能も追加されている。

同ソフトウェアは、有効なサービス契約を持つ全ての顧客に2012年1月より無償で提供される予定。

Brocade MLXeコア・ルータ

Brocade 100 GbEブレード

Brocade 6910イーサネット・アクセス・スイッチ