日本オラクルは10月12日、Oracle Linuxにおいて「Unbreakable Enterprise Kernel」の国内提供を開始することを発表した。

Unbreakable Enterprise Kernelは、高性能/高信頼/最新技術の提供を実現するカーネル。Red Hat互換カーネルと比較して、OLTP性能試験において75%以上、InfiniBandメッセージングで200%、ソリッドステートディスクアクセスで137%の性能向上が確認されているという。また、Data Integrity ExtensionsとT10情報保護モデルのサポートし、ストレージに書き込まれる際のデータ破損を防いでいるほか、ハードウェア故障のハンドリング機能や、低オーバーヘッドのパフォーマンスカウンターなども備えており、可用性/信頼性を高めているという。

また、Oracle Premier Support契約者には、「Ksplice」というツールが提供されており、ゼロ・ダウンタイムでのカーネルアップデートも可能になっている。