ヤマハは、同社が2月に公開した独自に開発したメロディ入力による曲名検索サービス「弾いちゃお検索」について、検索したメロディにマッチした位置から曲を試聴できる機能を10月から追加したと発表した。

弾いちゃお検索は、同社が開発した「Melody Search API」というMIDIベースのメロディ検索技術を利用した、単音メロディ入力による曲名検索サービス。検索対象となるメロディデータベースは現在約2万曲。メロディとして最低4つの音を入力すれば、弾かれた一音ごとにそれぞれ検索を行い、曲の候補を徐々に絞り込むインクリメンタルサーチにも対応している。

弾いちゃお検索

表示されたキーボードを「弾く」ことで楽曲の検索ができる

入力するメロディは、リズムは関係なく、曲のどこの部分でも、どの調で弾いても、検索を行うことができるという。

今回追加された機能は、メロディ検索に該当した曲を、入力したメロディの部分から試聴できる機能。なお、同社では今後「複音入力の対応」などの開発を行っていくとしており、将来的には、楽器を演奏することで楽曲の検索ができる機能などユーザーの音楽体験を豊かにする応用展開を進めていくという。