10月3日よりスタートするNHK次期連続テレビ小説『カーネーション』(NHK総合ほか)の会見が5日、NHK大阪放送局で行われ、ヒロイン・小原糸子役の尾野真千子、糸子の母親役の麻生祐未、糸子の子ども時代を演じる子役の二宮星らが出席した。
左から、尾野真千子、二宮星、麻生祐未 拡大画像を見る |
同作品は、ファッションデザイナー・コシノ三姉妹の母・小篠綾子さんをモデルに、大阪・岸和田市の呉服店の娘として生まれた男勝りなヒロイン・糸子の大正から平成までの波乱の生涯を描く物語。幼い頃、運命的に出会った洋裁に人生をかけ、激動の時代をパワフルに駆け抜けた女性の14歳から92歳までを尾野が熱演する。
尾野は「14歳からがんばって走っています。14歳に見えるかどうかわかりませんが(笑)。でも自信を持ってがんばっています」とあいさつ。元気いっぱいのヒロインだけに、着物姿で全力疾走するなど走るシーンが多く、この3カ月で下駄を3足も履き潰したという。そんなハードな収録を乗り切るパワーの源は「3食ちゃんと食べて、休日には焼肉。とにかく食べること」だと尾野。「ヒロインをやらせてもらっている以上、倒れてはいけない。とりあえず食べていれば倒れないと思ってよく食べていたら太ってきて。でも、撮影でよく走らされてもいるので、それが筋肉に変わってすごく健康になってます(笑)」と笑顔を見せていた。
一方、糸子のやんちゃな小学校時代を演じる9歳の二宮は、この作品がドラマ初出演。「仕事が初めてで何もかもがわからないけれど、スタッフさんにいろいろ教えてもらって、すごい勉強やいろいろな経験をしました。ありがとうございました!」と緊張しながらもしっかりと挨拶をする二宮の姿に、尾野と麻生は思わずニッコリ。麻生は会見の前日に岸和田市を訪ね、劇中にも登場する“岸和田だんじり祭り”の試験曳きに参加したことを明かし、「岸和田には三世代で暮らしている家族などもあって、近所の人ともみんな仲がいい。小原家はこんな素敵な街で仲よく歩んできた家族なんだということが感じられて、とてもいい経験でした」と感想を語っていた。