NTTコミュニケーションズ 取締役 ボイス&ビデオコミュニケーションサービス部長の若井昌宏氏

NTTコミュニケーションズは8月30日、クラウド型ユニファイドコミュニケーションサービス「UCaaSプラン」を発表した。8月31日より提供が開始される。

UCaaSプランは、IP電話、ボイスメール、インスタントメッセージ、プレゼンス(在籍)確認、電話/ビデオ/Web会議など、さまざまなコミュニケーション機能を統合的に提供するサービス。シスコシステムズの「Cisco Hosted Collaboration Solution」をプラットフォームに採用して構築されている。

SaaS型のサービスとして提供されるため、環境構築や運用にかかる費用や時間を削減できるほか、場所を問わず利用することが可能で、NTTコミュニケーションズのサービス提供国であれば、国外からでも利用することができるといった特徴がある。

シスコシステムズ 副社長の堤浩幸氏

また、国内外を問わず拠点間通信を定額で利用できるうえ、同社が提供する「SIP Trunkingプラン」と組み合わせることで外線発着信をVoIP化することも可能で、海外通話料金などを低減できるという。

価格は、基本料金が1企業あたり月額3万6000円~、ゲートウェイ料金が1拠点あたり月額1万800円~、定型メニュー料金が1IDあたり900円~。別途、NTTコミュニケーションズのVPNサービスも必要になるという。

UCaaSプランの概要

なお、同社は併せて、SIP Trunkingプランの提供国を拡大することも発表。すでに5月31日よりシンガポールで提供されているが、新たに香港、イギリス、オーストラリアなど、15カ国を追加した。今後は、2012年3月末までに30カ国程度まで提供国を増やしていく予定という。