セーラー万年筆の100%子会社である、セーラーC モールは、9月から新規事業として「セーラー・かんたんアクセス」方式を採用したプラットフォーム事業を開始すると発表した。

「セーラー・かんたんアクセス」方式のプラットフォーム事業は、ドラゴンテレビジョンが開発したシステムで、主として中小企業をクライアントとしたプラットフォーム事業、「ドラゴンチャンネル」として今春から展開しているもの。 セーラーC モールは、シニア層を中心としたPC やスマートフォン、タブレットなどデジタルデバイスの操作に不慣れなユーザーが、ストレスなくWebサイトにアクセスできるプラットフォームとして、「セーラー・かんたんアクセス」というサービス名で展開していく。

同サービスを利用することで、ユーザーは不慣れであっても、PCやスマートフォンなどの画面上から、「番組表タイプのプラットフォーム」をクリックしたり、「テンキータイプの画面」から数ケタの数字を打ち込むだけで、登録されているサイトにかんたんに到達することができる。また、シニア層などPCやスマートフォン等に不慣れなユーザーに対してサイトを通じた商品紹介やメッセージ発信が困難であった事業者は、このサービスに登録することで、上記のようなユーザーにサイトを閲覧してもらうことが可能になる。

「セーラー・かんたんアクセス」のイメージ

特に、中小企業や小規模な商店、飲食店などは、地域で配布するチラシや名刺に、URLとは別に同サービス固有の簡易なチャンネル番号を記載しておくことで、ユーザーに閲覧してもらうことが可能となるという。

同社は、ドラゴンテレビジョンと提携し、共同事業としてこのプラットフォーム事業を全国規模に拡大し、中長期的には、海外展開も視野に入れているという。