"妻"に焦点を当てて、その姿を公表されているデータから読み解く「妻の正体~データ編」。今回はスマートフォンがテーマ。キャリアも機種も充実してきたスマートフォン市場だが、主婦層への浸透度は? 主婦が感じるスマートフォンの魅力は?

紹介するのはキャリア・マムの主婦と消費行動研究所がこのほど実施した「スマートフォンについての調査」の結果。20代から50代の同社WEB会員の女性416人が回答した。

昨年6月に同研究所が行った調査では8.0%にとどまっていたスマートフォンの所有率は、今回の調査では2倍以上の17.1%にまで躍進。また、現在持っていない主婦でも「買う予定がある」が6.7%、「携帯を買い換えるときに考える」が39.4%となっており、合わせて46.1%はスマートフォン購入に前向きなようだ。

スマートフォンユーザーの主婦にその使い方を聞いたところ、一番多かったのが「興味のあるアプリはDLして使っている」の71.8%。いまやよりどりみどりとなったアプリ。主婦も自分に役立つものをうまくセレクトして楽しんでいるようだ。そのほかでは「SNSやブログなどコミュニケーションツールとしてよく使う」(45.1%)、「音楽、写真、電子書籍など趣味を楽しむのによく使う」(40.8%)も多かった。

また「スマートフォンを持ってよかった、楽しい、便利と思うこと」では「インターネットができる」(43.7%)がトップで、「アプリが多い・楽しい・面白い・便利」(36.6%)を上回った。ブログを「スマートフォンからアップするときもある」と答えた主婦も51.2%に上っている。

一方、スマートフォンについての不満で特に多かったのが「バッテリーの持ちが悪い」の76.1%。そのほかでは「赤外線がない」(32.4%)、「Flashがない」(19.7%)、「ワンセグがない」(18.3%)といった意見も多かった。