VirtualBox 4.1登場 - VMクローン、1TBメモリ、Aero対応、OSX Lion対応ほか

VirtualBox is a powerful x86 and AMD64/Intel64 virtualization product for enterprise as well as home use.

Oracleは7月19日(ドイツ時間)、PCフル仮想化プロダクトの最新版となる「VirtualBox 4.1」を公開した。β版の提供が開始されたのが6月30日(ドイツ時間)であったことを考えると、20日ほどで正式版のリリースへ到達したことになる。

VirtualBox 4.1はいくつもの新機能が追加された注目のバージョン。4.1における主な機能は次のとおり。

  • 仮想環境のクローニング機能の提供。ボタンを押すだけでクローンを作成可能。作成したクローンとクローン元を同時に起動しても大丈夫なように、クローン時に割り当てるMACアドレスを変更するかどうかも指定できる。コマンドラインからの指定に留まるものの、「リンククローン」と呼ばれる親子関係を形成するクローン機能もある。リンククローンの方が高速で容量効率も優れているが、若干わかりにくいということでコマンドラインからの使用に留められている。
  • 利用できるメモリサイズを1TBまで拡大。エンタープライズクラスの仮想化システムとして稼働することを想定。
  • RDP互換のリモートアクセス機能VRDPを改善。TLSをサポートするようになったほか、マルチモニタも利用可能になった。
  • Windows 7およびVistaにおけるWDDMドライバを提供。VirtualBoxはこれまでWindowsゲストにおいてWDDMドライバを提供していなかったため、Windows 7の特徴のひとつであるAeroを利用することができなかった。今回、WDDMドライバの提供が開始されたことで、仮想環境におけるWindows 7およびVistaのユーザ体験が従来よりもリッチなものになる。ただし、まだ「実験的」な機能と位置づけられている。
  • GNOME3やUnityを搭載したゲストに対応。
  • Mac OS X Lionに対応。
  • 別々のホストで動作している仮想環境を相互に接続するUDPトンネリング機能の提供。

またこれ以外にも、PCIパススルーやSATAディスクホットプラグといった実験的な機能も取り込まれている。特にこれまで要望が多かった機能が実現されており、エンタープライズから個人ユースまで幅広い活用が可能といえる。



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