UIがリニューアルされ、「Books」「Movies」の新コンテンツが利用できるようになったAndroid Marketアプリ

米Googleは7月12日(現地時間)、「Android Market」アプリの最新アップデート提供を発表した。新アプリではUIが大幅に変更になっており、より目的のアプリが見つけやすくなったと同社では説明する。またAndroid 3.1搭載のタブレット向けAndroid Marketでのみ提供されていた映画レンタル機能が追加されているほか、電子ブック購入も可能になっている。

新UIについてはAndroid Developers Blogの解説が詳しい。従来はホーム画面のトップにハイライトされたアプリが数種類と、「Apps」「Games」という2つのジャンル別メニューがあり、さらにその下に「Featured」と題された人気アプリがいくつか紹介されているといった体裁だった。新UIではこれらメニューをスロットル方式の回転メニューではなく、タイル状に配置されたよりシンプルなメニュー構成に変更されている。このあたりはWindows Phone 7の「Metro」を意識したものかもしれない。またジャンル別メニューでは新たに「Books」「Movies」という項目が追加され、2種類の新コンテンツをAndroid Marketを介して購入し、端末上で直接楽しめるようになった。これが大きな変更点だ。

前述のようにAndroid 3.1についてはすでに同機能に対応したAndroid Marketアプリの提供が開始されているほか、Android 2.2以降のデバイスについても順次アプリの配信を開始しているという。だが現時点で筆者のAndroid 2.3デバイスには同アプリのOTAアップデートが届いておらず、新サービスの動作状況を確認できていない。動作デモはGoogleがYouTubeで公開している下記の動画で確認できるほか、PC Magazineなど一部媒体では新メニューの紹介とレビューが掲載されている。ただ、映画や電子ブックコンテンツの購入は日本のアカウントからアクセスできず、また購入プロセスに進めたとしても米国発行のクレジットカードが必要になるという報告が出ており、当面は日本国内のユーザーにはあまり縁のないサービスになる可能性がある。