6月30日よりパリで開催中の「Japan Expo」にて、国内では9月3日から公開されるフルCG3D映画『鉄拳 ブラッド・ベンジェンス』の最新画像が発表された。
『鉄拳 ブラッド・ベンジェンス』は、1994年にアーケード向けに発売された後、家庭用ゲーム機向けにも発売され、これまでに全世界でシリーズ累計4,000万本以上のセールスを記録しているとされる対戦格闘アクションゲームシリーズ初のフルCG長編アニメーション。「鉄拳」シリーズの持つ世界観はそのままに、個性あふれるキャラクターたちが謎を追いながら友情を深め、恋に悩み、そして熱い闘いを繰り広げるサスペンス・アクションムービーとなっている。
<ストーリー>
中国拳法の達人である女子高生リン・シャオユウの元に、三島一八率いるGコーポレーションのアンナからある依頼が舞い込む。
それは京都のインターナショナルスクールへの潜入スパイ作戦、そして、そこに通う神谷真という男を調べるというものだった。
しかし、真は自殺願望を持つ青年で、シャオユウの追跡をことごとくけむに巻く。さらに学園で出会った謎の少女アリサにも翻弄され、捜査は行き詰まっていく。そんな中、真が何者かに誘拐されてしまう事件が起きる。
真を助けるため、シャオユウはさらなる捜査に乗り出すが、そこには三島財閥という巨大な陰、風間仁、三島一八、そして、今は亡き三島平八の欲望入り乱れた血なまぐさい陰謀が隠されていた……。
新作がリリースされるたびに最先端技術を導入して作られた「鉄拳」シリーズ。そのCG表現は世界的にも高い評価を得ているとされ、今回の「Japan Expo」では『鉄拳 ブラッド・ベンジェンス』の主役である、リン・シャオユウやアリサ・ボスコノビッチの自然な表情の画像がお披露目されている。
また、「Japan Expo」では北米版のキービジュアルも発表。これにあわせて、国内では「日本版キービジュアル」も解禁となった。さらにファンにはおなじみの巌竜とリー・チャオランが、教師役で登場することも明らかにされている。
■毛利陽一監督コメント
表情に関しては今回こだわった部分の一つですね。鉄拳らしいアクションやキャラクターの造形も大切な要素ではありますが、作品を通して彼女達が何を考え、どんな気持ちで行動しているのかを伝えることが一番大切なことだと思います。
感情さえ伝えることができれば、丸でも四角でもいいんです。許されないですけどね(笑)。キャラクターの造形や質感の情報量にあったアニメーションを与えることで、よりキャラクターが魅力的に見えるようになっていると思います。
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