ソニー・コンピュータエンタテインメントは、3Dコンテンツを手軽に楽しめる24inchサイズの「3Dディスプレイ」(CECH-ZED1)を、日米欧アジア各地域で2011年秋より順次発売する。

「3Dディスプレイ」(CECH-ZED1)

「3Dディスプレイ」の米国での価格は、3Dメガネ、HDMIケーブル、プレイステーション 3専用ソフト『RESISTANCE 3』が同梱されて499.99USドル、3Dメガネは、「3Dディスプレイ」の発売と同日に、69.99USドルにて単体でも販売する予定。

「3Dディスプレイ」は、24inchクラスとしては初めて、右目用と左目用の画像が混ざるクロストークを最小限に抑える4倍速フレームシーケンシャル方式を採用し、高品位でクリアな映像表現を実現した3D対応高性能液晶パネルを搭載している。また、フレームパッキング、トップアンドボトム、サイドバイサイドの各3D信号に対応。これにより、プレイステーション 3ユーザーは「3Dディスプレイ」をプレイステーション 3と接続するだけで、3D立体視ゲームをはじめとした3Dコンテンツを手軽に楽しむことが可能となっている。

バックライトにはエッジライト方式の白色LEDを採用、AC電源も本体に内蔵しながら、厚さ35mm(最厚部)の薄型化を実現。プレイステーション 3と調和するよう、本体デザインに特徴的な曲線を3Dディスプレイの側面にも取り込んでいる。

コントラストは5000:1、高視野角(上下、左右 176°)、応答速度(4ms、中調平均)の液晶表示素子を用い、2Dでも3Dでもクリアで高品位な映像を実現。さらに、2人でプレイするゲームにおいて、プレイヤーそれぞれに異なる映像を表示することができる新機能も搭載しており、本機能対応のコンテンツを同梱されている3Dメガネを使用することで利用可能となる。

サウンドは、低音から高音まで、幅広い帯域をカバーできるステレオ2ch+サブウーファーを採用。ステレオスピーカーを本体前面左右に、サブウーファーを背面に配置することで、高音質で迫力あるサウンドを実現したという。

主な入力端子として、HDMI入力端子は2系統搭載するほか、コンポーネント入力端子を1系統搭載しており、プレイステーション2、プレイステーション・ポータブルとの接続も可能。

なお、3Dメガネはリチウムイオン電池内蔵により、3分の急速充電で約3時間、45分の充電で約30時間の使用が可能となっている。

加えて、その他の機能としては高速起動モード搭載により、電源を入れてから約1秒で画面が表示され、映像信号を5秒間受信しないと自動でスタンバイに切り替わる省電力モードも搭載。また、別売りのBDリモートコントローラ(CECH-ZRC1)の赤外線通信により、本製品の全てのリモート操作も可能になっている。

<「3Dディスプレイ」商品概要>
商品名 3Dディスプレイ
型番 CECH-ZED1
発売日 2011年秋以降、地域別に順次発売
価格 499.99USドル(米国)、その地の国・地域は順次案内
表示仕様 有効画面サイズ: 24inch
液晶方式: VA方式
有効画素数: 1920×1080