キングジムは5月31日、電子手書きメモ「マメモ」の新たなラインナップとして、ビジネスマンが移動しながらメモできることをコンセプトに開発された「マメモ」TM2を発表した。6月17日販売開始予定で、価格は7,980円。本体カラーとしてはブラックとオレンジの2色が用意されている。

昨年の8月に販売を開始した初代マメモは、初年度目標販売台数5万台を上回る、7万台を10カ月で販売するヒット商品になっている。企業がノベルティとして利用するケースも多いという。

キングジム 常務取締役 開発本部長 横田英人氏

キングジム 常務取締役 開発本部長 横田英人氏は、「昨年の8月に販売を開始したマメモは、家庭向けメモの提案だったが、10カ月で7万台を販売すると大ヒットとなった。今回のマメモは、ビジネスマンが移動しながらメモすることに着目して開発した。キングジムはおもしろいものを作るというお客様の期待に応えられるように、これからも新製品を開発していきたい」と語った。

「マメモ」TM2

今回のマメモは、持ち運びできる手帳型のコンパクトなボディを採用し、画面サイズの約1.5枚分のメモが書ける「メモスクロール機能」を搭載したほか、文字の太さは「細字・中字・太字」の3種類を選択できるように機能強化されている。また、部分修正にも使える「消しゴム機能」や、メモに期日を設定し、カレンダで確認することで「ToDo機能」としても利用可能。そのほか、PC連携のため、microSDカードスロットを搭載し、ビットマップ形式の各メモをPCにインポートできるようになっている。ただし、PCのデータをマメモにインポートすることはできない。

メモ入力画面

設定メニュー

起動は、タッチペンで液晶画面をタッチするだけで行われ、専用タッチペンが付属している。メモは最大99枚分まで自動保存され、不揮発性メモリの使用により、保存されたメモは電池交換を行っても消えることはない。使用する電池は単4形アルカリ乾電池1本で、アルカリ乾電池の場合約1.5カ月間、エネループの場合約1カ月間利用できる。

文字の太さは「細字・中字・太字」の3種類を選択できる

メモスクロール機能

液晶は3.42インチ、縦320×横239ドットのモノクロ抵抗膜式タッチパネル(ノングレア)で、外形寸法は約D117×W74×H16mm、重量は約125g(電池含まず)。