東日本大震災から1カ月余りが過ぎ、日常生活へと一歩ずつ歩みだしている地域がある一方、まだ深刻な状況が続いている地域も少なくない。それでも、物資支援、ボランティア活動は着実に進んでいる。

東日本大震災支援全国ネットワークは、4月19日、全国の支援状況がひと目でわかる「支援状況マップ」を新たにリリースした。地図上の印をクリックすると、活動中のボランティア団体などが表示され、団体名、ボランティア募集の有無、支援内容、支援地域などの情報がまとめられている。

東日本大震災支援全国ネットワーク

今後、ボランティア活動に参加したいという人は増えていくものと思われるが、現地の状況がわかりやすいので、たいへん参考になる。初めてボランティアに参加する人への心構えなど、震災に関する幅広い情報も掲載されている。

「必要物資・支援要求マップ 311help.com」も、地図上などで、どこで何が必要とされているか、一目瞭然でわかるサイト。食糧品がまだ必要な場所もあるし、食器、辞書や参考書、大工道具などを必要としている人もいる。

現地の人のニーズがそのままアップされていくので、未使用の電化製品や衣類など、どの家庭でも協力できるだけではなく、支援できる物資の情報を被災地に向けて発信することも可能。双方向で必要物資・支援物資の情報が共有できるわけである。

長い復旧・復興への道は始まったばかり。これらのサイトは、今後とも注目し続けていきたい。