日本レジストリサービス(以下、JPRS)は3月28日、JPドメイン名の登録管理業務に関する2010年の年次報告書「JPドメイン名レジストリレポート2010」を公開したと発表した。

JPドメイン名レジストリレポート2010

同レポートは、ドメイン名の登録管理業務について情報を広く一般に公開することを目的として、2004年より毎年公開されている。JPRSの取り組みのほか、JPドメインに関する各種の統計データなども掲載されている。

2010年に実施された主な取り組みは以下のとおり。

  • 地域型JPドメイン名再構築検討部会を設置(5月)
  • 全国の中学・高校に「インターネットの仕組み」について学べるマンガ小冊子を無償配布(5月)
  • 新聞社や商工会議所が主催する企業向けセミナーでドメイン名の活用促進についての講演を実施(7月、11月)
  • ドメイン名の理解促進サイト「ドメインまるわかり.jp」を開設(9月)
  • 2011年1月のJPドメイン名サービスへのDNSSEC導入に向けた、技術検証やサービス実装、ルートゾーンへのDSレコード登録などの準備

2010年は、汎用JPドメイン名の登録開始から10年の節目の年にあたり、JPドメイン名全体の登録数は、2011年2月1日付で120万件を突破。また、2010年10月には、米McAfeeが発表した調査報告書「危険なWebサイトの世界分布2010」の中で、2年連続で世界で最も安全な国別ドメイン名(ccTLD)にJPドメイン名が選ばれるなどの実績を残している。

JPドメイン名レジストリレポート2010は、JPRSのWebサイトから無償でダウンロードできる。