MicrosoftがGoogleに対抗、ChromeのH.264エクステンション提供開始

Windows Internet Explorer 9

Microsoftは2月2日(米国時間)、Windowsで動作するChrome向けにH.264動画の再生を実現するエクステンションの提供を開始した。「Windows Media Player HTML5 Extension for Chrome」という形での提供となる。Microsoftは先にFirefox向けに同様のエクステンションの提供を開始している。MicrosoftはIE9でサポートするHTML5 Videoの規格としてH.264の採用を明言しており、FirefoxやChromeにエクステンションを提供することでH.264の普及を進めたい狙いがあるものとみられる。

これまでGoogleはChromeにおいてH.264とWebMの両方の規格をサポートしていた。しかしGoogleはH.264のサポートを打ち切りWebMをサポートしていく旨を明確化。さらにIE9とSafari向けにWebMプラグインの開発と提供も発表するなど、WebMの普及へ向けた取り組みを活発化させている。今回MicrosoftからChrome向けのH.264エクステンションの提供が開始された背景には、こうしたGoogleの行動に対抗する狙いがある。

なおGoogle(正確にはWebMプロジェクト)が提供することになるIE9向けのWebMプラグインだが、Microsoftはこれを容認する姿勢でいる。ユーザが後からWebMプラグインをインストールする必要はあるものの、実質的にIE9はH.264もWebMも再生できるようになる見通し。MicrosoftとしてはWebMの存在を特別視するのではなく、ほかの動画フォーマットをサポートするための枠組みを提供しており、WebMはその機能を利用したひとつのプラグインと位置付けている。



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