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Amazonは6日(米国時間)、新しいWebサービス「Route 53」を発表した。「Route 53」はAmazonの提供するDNSサービス。Amazonが提供しているAmazon EC2、Amazon Elastic Load Balancer、 Amazon S3などのWebサービスに対するDNSサーバとして活用できることはもちろん、通常のDNSサービスとして活用できる。高稼働および低レイテンシのDNSサービスであると同時に、DNSの設定変更を世界中の信頼できるDNSサーバに対して通常の設定であれば60秒ほどで反映できるという特徴があるという。

DNSの設定変更が世界中のDNSサーバに反映されるまでには、通常2日間ほどかかると言われている。Route 53では設定変更が1分ほどで世界中に反映されることになり、設定変更によるユーザへの影響を最小限に抑えることができる。ただし、TTLをベースとしたキャッシュに対してはこの反映の対象外となる。

サービス価格はクエリ数に応じて実施される。まず月あたりホストしているゾーンに対して1米ドル、10億クエリまでは100万クエリごとに50米セント、それ以降は100万クエリごとに25米セントとなる。「Route 53」の「53」は、DNSが通常利用するポート番号が53番であるところからきているとみられる。