沖電気工業(OKI)は11月25日、デジタルサイネージ事業者やマーケティング調査会社をターゲットとした広告効果測定支援システム「RESCAT(レスキャット)」を12月8日より販売開始すると発表した。

同システムは映像センサ(小型USBカメラ)と、専用の映像解析プログラムを実装したセンサユニット(「RESCAT box」)で構成され、顔の検出や年齢・性別といった属性の推定、デジタルサイネージの前に立ち止まった時間の計測を行う。

このシステムはプライバシーに配慮し、入力画像を「ファイル」として記録する機能を持たない仕様となっているが、センサユニットをネットワーク接続することで外部からの操作や集計サーバによるデータ取得が可能になる。

同システムはオープン価格。同社は今後同システムを来店客の購買行動測定用途にも適用範囲を拡大し、今後3年間で1,000セットの販売を目指すという。

「RESCAT(レスキャット)」の構成例