今年春から次々と広告サービスを投入しているTwitterだが、間もなくその第3弾となる新サービスが発表されようとしている。All Things DigitalのMediaMemoでPeter Kafka氏は9月27日(米国時間)、Twitterが28日に開催されるカンファレンスで新サービス「Promoted Accounts」を正式発表する見込みだと報じている。前回のPromoted Trendsがトレンドキーワードからのアクセス誘導だったのに対し、今回の機能はフォローすべきアカウントを勧める「Who to follow」の部分に広告アカウントを表示させ、ユーザーを誘導するようになっている。

こうしたお勧めアカウント表示は、広くマスに対して宣伝したい企業ユーザーにとってはありがたいものだし、場合によってはフォロワーを増やしたいという個人ユーザーにおいても有効だ。このように一見すると非常に理にかなったサービスではあるのだが、単純にこうした企業アカウントを「Who to follow」に表示させるだけでは、ほとんどの人はフォローしないだろう。ここでは現状のWho to followの仕組みと同様、ある一定のアルゴリズムに沿ってその個人が興味がある、あるいは身近な情報アカウントを表示させるようにし、その効果を高める狙いがあるという。

Twitterが新サービス発表を予定しているのは広告業界団体IABが主催する「MIXX Conference & Expo 2010」で、現在米ニューヨーク市内のCrowne Plaza Hotelで実施されている。28日にはTwitter COOのDick Costolo氏がAdvertising AgeのAbbey Klaassenによるインタビューセッションで登場する予定で、この場を借りて新サービスのお披露目とするようだ。