OpenSSH is a FREE version of the SSH connectivity tools that technical users of the Internet rely on.

The OpenSSH Projectは23日(カナダ時間)、OpenSSHの最新版となるOpenSSH 5.6/5.6p1を公開した。OpenSSHはSSHプロトコルバージョン1.3、1.5、2.0を実装したセキュアコネクティビティツール。通信経路を暗号化し、安全なリモートログインやファイル転送、接続フォワーディングを提供する。

OpenSSH 5.6/5.6p1はバグ修正のほかに新機能が追加されたバージョン。たとえば新機能のいくつかは次のとおり。

  • 接続時にバックグラウンドで動作するssh(1)多重通信マスターを自動的に起動するための設定ControlPersistを追加。
  • ホストベース認証を実施する場合にホストキーの証明書を利用できるように変更。この場合、CAキーをknown_hostsファイルに指定しておく必要がある。
  • ssh-keygen(1)においてPKCS#11トークンに保持されているCAキーを使った署名証明書をサポート。

新機能や変更点の詳細はリリースノートに記載されている。OpenSSHは多くのOSに取り込まれ、安全なリモートログインや安全な通信経路の確保を目的に開発者やサーバ管理者に活用されている。