米Adobe Systemsと米Typekitは8月16日(現地時間)、Adobeが所有するフォントの一部をWebサイト向けに提供することをAdobe Blogsの中で発表した。TypekitのWebフォント配信プラットフォームを通じて配信される。

Adobe Web Font

Typekitは、CSS3の「Webフォント」に利用可能なフォントの配信サービスを展開する企業。掲載ページ数に応じた定額サービスとしてWebフォントの提供を行っており、著作権などの煩雑な問題を気にすることなく自由にフォントを利用できる点が大きな特徴となっている。

Adobeでは、今回提供を始めるWebフォントを「Adobe Web Fonts」と命名。同社が持つ2300種類以上のフォントの中から「Myriad」、「Minion」、「Hypatia Sans」、「Chaparral」、「Adobe Text」、「Bickham Script」、「Adobe Garamond」、「Caflisch Script」、「Cronos」、「Garamond Premier」などを選定している。

Adobe Web Fontに含まれるWebフォントはTypekitのWebサイトから確認できる。なお、現在のところ日本語フォントは入っていない。

Typekitで公開されているAdobe Web Font