World Wide Web Consortium(W3C)は7月29日、「Emotion Markup Language (EmotionML) 1.0」のドラフト版を公開したと発表した。

EmotionMLは、その名の通り、人間の感情に関する情報を扱うためのマークアップ言語仕様。仕様書では、その背景について「コールセンターのアプリケーションにおける顧客のフラストレーションをモニタリングする機能などに代表されるとおり、人間同士のインタラクションを観察する技術が増えている」と説明。そういった技術において感情の情報を適切に扱うための表現方法が求められていると続けている。

現行のEmotionMLでは、「手作業によるアノテーションデータの記述」、「ユーザーの振る舞いを基に自動認識される感情関連の状態」、「感情に関連づけられたシステムの振る舞いの生成」の3分野において、プラグイン言語として使用されることが想定されているという。

仕様の詳細は、W3CのWebサイトにて確認できる。