セイコープレシジョンは6月3日、ネットワークシステムに正確な時刻を配信するための装置である高精度標準時刻サーバの新製品「Time Server TS-2210」を6月10日より発売すると発表した。

同製品は従来機種(「TS-2010シリーズ」)に比べて13倍の処理能力を持つとされており、低消費電力CPUやファンレス設計を採用することにより省電力化と信頼性を向上させているという。

「Time Server TS-2210」にはGPS衛星から時刻情報を取得する「GPSタイプ」と、NHK-FM放送の時報で時刻を修正する「FMタイプ」の2種類が用意され、販売価格はGPSタイプが59万8,000円、FMタイプが50万円となっている(FMタイプは8月上旬発売。価格はいずれも税別)。初年度の販売目標(台数)は400台とされている。

なお、従来製品の「TS-2010シリーズ」は、データセンター事業者や製造業、官公庁、金融業、病院などに導入されており4,000台以上の出荷実績があるという。

Time Server TS-2210