本田技研工業(以下、ホンダ)は5月26日、自動車リサイクル法に基づいた2009年度の再資源化などの実績について公表した(期間は2009年4月1日~2010年3月31日)。

発表内容によると、フロン類の再資源化量は37.8万台(前年比5.7万台増)で、エアバッグ類は21.8万台(同5.2万台増)。回収による再資源化率は94.2%となり、法定基準(85%)を大幅にクリアしたという。

廃棄自動車の破砕後に発生するシュレッダーダストについては、引取台数が44.6万台(前年比5.5万台増)で、重量ベースで8.5万トンを処理。このうち6.9万トンを再資源化した。これによってシュレッダーダストの再資源化率は81.6%となり、こちらは2015年の基準値とされる70%をクリアしたとされている。

なお収支については、3品目(フロン類、エアバッグ類、シュレッダーダスト)の処理費用5億7193万円に対し、資金管理法人から払い渡しを受けた預託金総額が42億2413万円で、1億5469万円の黒字となったことが判明している。

2009年度の使用済自動車再資源化等の概要(資料: ホンダ)