インクリメントPは3月17日、iPhone向け地図・ナビゲーションアプリケーション「MapFan for iPhone」を発表した。

MapFan for iPhoneの最大の特徴は、アプリケーションに地図データや住所データを内蔵している点。一般的なナビゲーションアプリケーションとは異なり、インターネット環境を必要としないため、山地などの通信圏外の場所でもGPSさえ有効であれば現在地の表示/追従が可能になっている。

自動車向けルート案内画面

また、オンライン環境では、ルート案内や音声ガイドも利用可能。ルート案内には、「高速(有料)道路優先」「一般道優先」といった自動車用の案内機能だけでなく、「簡易歩行者」と呼ばれる自転車・歩行者向けの案内機能も用意されている。

加えて、同社がMapFan Webで提供しているサービス「テレビ de み~た」と連携する「TVスポット」機能も用意されており、過去にテレビで紹介された各地のお店や施設を地図上に表示させることもできる。インクリメントP サービスプラットフォーム事業本部 第一技術部 第四技術グループ 今枝洋一氏によると、「お店・施設情報は1日3回程度更新されており、午前中にテレビで放送されたランチ情報も夕方には検索できるようになっている」という。

そのほか、ピンチイン/アウトでの縮尺変更が可能なうえ、地図上の文字はそのままに地図画像だけを1本指でぐるぐると回転させられるなど、操作性にも配慮されている。

1本指で画面を回転させることも可能

テレビで紹介されたスポットを表示させる機能も搭載

価格は2300円。OSバージョン3.0以降のiPhone3G、iPhone3GSまたはiPod touchで動作する。なお、インストールには約2GBの空き容量が求められ、ダウンロードはWi-FiネットワークかPC上のiTunesから行う必要がある。発売予定日は近日とされている。