NEC 取締役執行役員常務 小野隆男氏

日本電気は1月29日、2009年度第3四半期の業績を発表した。

それによると、グループ全体の第3四半期の売上高は前年同期比13%減の8254億円。営業損益は前年同期より172億円改善されて75億円の損失、純損益は1212億円改善されて96億円の損失という結果だった。

また、2009年度累計では、営業損益が452億円損失、純損益が532億円損失となっている。

2009年度第3四半期の連携業績

セグメント別に見ると、最も大きな売上高を記録しているのは、ITサービスで1899億円。次いでネットワークシステムが1787億円、パーソナルソリューションが1767億円、エレクトロンデバイスが1447億円となっている。前年同期比では、すべてのセグメントで売上高が落ち込んでいるが、特に激しいのがネットワークシステムで409億円のマイナスという結果だった。

セグメント別の業績

セグメント別の売上高増減

2900億円を目標に据えた固定費削減計画については、進捗は良好で、現在、前年同期比で2413億円の削減を達成しているという。うち、人件費については、780億円という目標に対して、すでに752億円を削減。96%の進捗率を達成している。

固定費削減の進捗状況

なお、通年の業績予想「営業利益600億円、純利益100億円」という数字は変更していない。