SAPジャパンは12月17日、独SAPが同社の銀行業界向け業務ソフトウェア製品群「SAP for Banking」の新版をリリースしたと発表した。

新版では、預金口座管理ソフト「SAP Deposits Management」、融資管理ソフト「SAP Loans Management」、担保管理ソフト「SAP Collateral Management」、信用リスク管理ソフト「SAP Credit Risk Portfolio Management」、財務報告ソフト「SAP Profitability Management」、リスクの影響度や自己資本比率に関する規制「バーゼルII」対応ソフト「SAP Basel II」など、多くのソフトウェアがバージョンアップを遂げている。SOAを採用したほか、各種の法令や基準に対応。銀行業務の効率化に役立つ機能強化も多数行われている。

SAPでは、今回の新機能について、「継続的なイノベーションの成果に他ならない」としたうえで、「銀行顧客プロジェクト1,000件余りにおける緊密な連携や、バンキング・インダストリー・アーキテクチャー・ネットワーク(BIAN)をはじめとする業界団体や規格団体への参加といった経験から生まれたもの」と説明している。