「マルチライタ8450N」

NECは、A3対応モノクロレーザプリンタ新商品として、「マルチライタ8450N」「マルチライタ8450NW」「マルチライタ8250N」「マルチライタ8250」を発表した。価格はそれぞれ、148,000円、178,000円、118,000円、89,800円。出荷開始予定は1月20日。

新商品は、4機種全てで120万ページの装置寿命と1,200dpiの高画質印刷を実現。用紙カセットのロック機構を改善しカセットのガタつきを抑えたほか、新設計の用紙ガイドの採用によりカセット内部での用紙の"あそび"を減らすなど、給紙機構を改良。罫線があらかじめ印刷された帳票などもきれいに印字できる。

また、NEC独自のプリンタ言語「NPDL Level2」対応に加え、NECの基幹業務システム向けソフトウェアとの接続検証を実施し、従来商品ユーザーの置き換えに配慮している。

「マルチライタ2360N」「マルチライタ2860N」などで採用していた独自の給紙方法(MPカセット)との互換性を確保するため、標準ホッパを擬似的にMPカセットとして利用できる機能を新搭載。標準ホッパ、増設ホッパ、手差しのそれぞれにおいて、表彰状のような厚紙(坪量216g/平方メートルまで、両面印刷は190g/平方メートルまで)や、自由サイズ(幅75~297mm×長さ148~431.8mm)の用紙に対応している。

マルチライタ8450N、マルチライタ8450NWは、印字速度A4横片面:35.1ページ/分、A3片面:19.6ページ/分。A4横両面:25.2ページ/分、A3両面:14.3ページ/分。マルチライタ8250N、マルチライタ8250は、印字速度A4横片面:30.5ページ/分、A3片面:17.0ページ/分。A4横両面:21.9ページ/分、A3両面:12.4ページ/分。ファーストプリントはそれぞれ約7.5秒で、ウォームアップ時間16秒以下

自動両面印刷は、マルチライタ8450N、マルチライタ8450NW、マルチライタ8250Nが標準対応で、マルチライタ8250はオプションの両面印刷ユニットにて対応。

他仕様は共通で、対応用紙サイズは、標準ホッパがA3/B4/A4/B5/A5/レター/ハガキ/往復ハガキ/封筒(洋形4号、長形3号)/自由サイズ(W75~297×H148~431.8mm)。手差しトレイは、さらに長尺紙(W297×H900mm)にも対応。最大給紙量は、標準ホッパが普通紙250枚、ハガキ/往復ハガキ100枚、封筒20枚、OHPシート100枚、ラベル紙(A4)180枚。手差しトレイが普通紙150枚、ハガキ/往復ハガキ50枚、封筒10枚、OHPシート75枚、ラベル紙(A4)75枚。増設ホッパ(250)は、普通紙250枚、ハガキ/往復ハガキ100枚、封筒20枚、OHPシート100枚、ラベル紙(A4)180枚。増設ホッパ(550)は普通紙550枚、ハガキ/往復ハガキ230枚、封筒60枚、OHPシート100枚、ラベル紙(A4)250枚。マルチライタ8450N/マルチライタ8450NWにおいて増設ホッパ(550)を3段装着した場合、最大2,050枚の給紙が行える。

Adobe PostScript 3にオプションで対応しており、Mac OS X 環境で印刷可能。オプションのマルチプロトコルLANカード「PR-L8500-MC」を利用することで、EtherTalk経由でMac OS 9.2環境からも印刷できる。

ネットワーク機能は、10/100BASE-TX対応有線LAN。インタフェースは、USB 2.0。マルチライタ8450N、マルチライタ8250Nおよびマルチライタ8250のサイズはW459×D640×H309mm(カセット伸張時)。マルチライタ8450NWは、W459×D640×H420.8mm(カセット伸張時)。

対応環境は、Windows 98/98SE/Me/NT 4.0/2000/XP(32/64bit)/Vista(32/64bit)、Windows Server 2003(32/64bit)/2008(32/64bit)。