デルは11日、企業向けの電源内蔵型デスクトップとしては世界最小クラスとなるPC「Dell OptiPlex 780 USFF」と、コスト効率に非常に優れたデスクトップPC「Dell OptiPlex 380」を同時に発表した。発売はすでに開始されており、価格は前者が87,227円から、後者が76,097円からとなる。

Dell OptiPlex 780 USFF

Intel Core 2 Duoによる高い処理能力とHDDやグラフィックスなどの幅広い拡張性を持っている。また、Intel vProのリモート管理システムに対応しているので、管理性が向上している。

Dell OptiPlex 780 USFF

デルでは、企業だけではなく、公共機関での使用も見込んでおり、バーチャル・リモート・デスクトップ環境や、オンデマンド・デスクトップ・ストリーミング環境などのフレキシブル・コンピューティング環境の提供が可能となっている。また、オプションの専用マウンタキットを使用することによって、医療現場で使用されるカートなどへのディスプレイ・筐体の取り付けが行えるため、セキュリティの向上が見込める。

基本的な構成の主な仕様としては、CPUがIntel Celeron 450でチップセットがIntel Q45 Express。メモリは1GBでHDDが160GB、光学ドライブはDVD-ROM。グラフィックスはチップセット内蔵のIntel GMA 4500を採用する。OSはWindows 7 Professional。これらのスペックはBTOに対応しており、自由にカスタマイズすることができる。

サイズはW2.6×D9.3×H9.4cmで、重量は3.2kg。

Dell OptiPlex 380

導入時のコスト削減と生産性、安定したプラットフォームを求める顧客に向けて生み出された製品。システム管理ツールやセキュリティオプションを備えており、筐体の補修も容易に行えるようにできている。

Dell OptiPlex 380

筐体は従来のミニタワー、デスクトップに加えて、日本で高いニーズを誇るスモールフォームファクタを新たに用意した。どのモデルともスペックはBTOに対応しており、柔軟にカスタマイズすることができる。

スモールフォームファクタの基本的な構成の主な仕様としては、CPUがIntel Celeron 450でチップセットがIntel G41 Express。メモリは1GBでHDDは160GB、光学ドライブはDVD-ROM。グラフィックスはチップセット内蔵のIntel GMA X4500を採用する。OSはWindows Vista Home Basic。

サイズはW3.7×D13.4×H12.4cmで、重量は7kgとなる。