OKIデータは8日、オーストラリア現地の代理店を買収して販売会社「Oki Data(Australia) Pty Ltd.」を設立し、1日より業務を開始したと発表した。資本金は180万4,000オーストラリアドル、代表者は荻原孝明氏、所在地はニューサウスウェールズ州マスコット、設立時の人員は13人。

オーストラリアにプリンタと複合機の販売会社を設立

同社では、1982年よりオーストラリア市場でプリンタ販売を開始し、医療、小売店、航空業界を中心に納入実績をおさめてきたとのこと。今回の販売会社設立より、競争力ある商品を競争力ある価格で提供し、販売代理店網と保守体制やマーケティング・販売活動を強化することで、ITチャネル、コピー機チャネル、量販チャネルの開拓、およびCS向上策を展開していくという。

また、同国市場2011年度のカラーページプリンタのシェア10%獲得を目標とし、企業ユーザや官公庁をターゲットに加えてマネージドプリントサービス(MPS)や販売代理店支援プログラムを展開するとともに、政府入札案件へも積極的参加して拡販を目指すとしている。

オーストラリアのインクジェットを除くビジネスプリンタ・複合機の2008年市場規模は、約67万台、980百万ドルで世界9位の大型市場。特にカラーページプリンタ・複合機の需要が約3割の西欧型市場で、今後も年率5%の成長が続くと予想されるという。