野村総合研究所(以下、NRI)は12月1日、民間企業6社から構成される「家庭内情報プラットフォーム検討会」に参加し、総務省の「ユビキタス特区」事業におけるインターネット上の個人向け健康管理支援サービス「健康絵日記へるぼ」の実証実験を開始した。

家庭内情報プラットフォーム検討会には、NRIのほか、ビジネスオンライン、イオン、ぐるなび、日本電信電話、NTTデータが参加している。

健康絵日記へるぼは、PCや携帯電話だけでなく、電子マネー「WAON」やイオンカードで購買した食料品の履歴や、USB接続の体重体組成計・歩数計とも連動して、毎日の食事や運動などの生活行動や、体重などの身体状態の記録・閲覧が可能なインターネットサービス。

同社は、同サービスの提供により、個人・家庭で健康管理を行う場合に分散して管理されている食事や運動の記録を一元化して、個人・家庭で効果的な健康管理を実現し、また、記録を匿名化して相互に結び付けて企業や行政機関に提供することで、商品開発・販売促進、政策立案・運営などに貢献することを目指している。

同実証実験は東京都、千葉県、沖縄県を中心に12月1日から2月15日まで行われる。参加モニターは主に検討会会員企業の従業員を対象とするが、一般の人も公式Webサイトで属性を登録して規約することで参加が可能。

健康絵日記へるぼの画面