日本アイ・ビー・エムは11月25日、シングルサインオン製品の最新版「IBM Tivoli Access Manager for Enterprise Single Sign-On V8.1」で、非接触型ICカード、指紋認証など、対応する認証デバイスを増やしたことを発表した。

同製品は、ユーザーIDとパスワードによる認証や認証情報の暗号化などのアクセス管理を、アプリケーションごとではなく一括して実施するシングル・サインオン機能を提供する。

今回、接触型ICカードや日本市場でのシェアが高い「FeliCa」などの非接触型ICカード、指紋認証など、対応する認証デバイスの種類を拡大した。そのほか、VistaやFirefoxのサポートなどを追加し、大勢が共有するキオスク端末などとも連携することが可能になった。

また同社は、認証デバイスを製造している企業との連携を行っていく。その第1弾として、日本セキュアジェネレーションの指紋認証でログインを行う装置「SecuMAP」と連携したソリューション「SecuMAP for TAM ESSO」の提供を、11月28日から提供する。

価格は250ユーザーで、Standard版が246万7,500円から、Suite版が355万円からとなっている。