FreeBSDリリースチームのKen Smith氏は11月12日(世界協定時)、FreeBSDの次期バージョン「FreeBSD 8.0」のリリース候補第3版(RC3)の公開を発表した。Smith氏は「破壊的なバグが発見されない限り、これが最後のリリース候補版となるだろう」としており、近日中に正式版公開に向けたビルドを開始するという。

現在、既知の問題として、IntelのギガビットEthernetカード「PRO/1000 PCI Express」対応ドライバであるigb(4)が上がっており、これを8.0の正式リリースに含めるかどうかはまだ未定だという。

FreeBSD 8.0-RC3のISOイメージは各地のミラーサイトから入手可能になっており、amd64/i386については、USBメモリスティックイメージも用意されている。7.x-RELEASEおよび8.0-BETA以降のユーザは、アップデートユーティリティ(freebsd-update(8))利用して

# freebsd-update upgrade -r 8.0-RC3

とすることでバイナリアップグレードが可能。

FreeBSD 8.0は当初、今年8月ごろの正式公開が予定されていたが、大幅に開発がずれこんだ状態が続いていた。