3つの「CO2排出量ゼロ工場」。上から福島工場、タイ工場、中国工場

沖データは、福島事業所、タイのOKIデータマニュファクチャリング、中国の沖電気実業(深セン)有限公司プリンタ事業部の3工場で、カーボン・オフセットによるCO2排出量ゼロを実現すると発表した。

同社では、2007年度における主力3工場のエネルギー使用量等から算定されるCO2排出量11,230トン相当を2008年度排出量とみなし、インドの風力発電、中国の水力発電、ケニヤの家庭への高効率調理かまど設置等のプロジェクトから創出されたVER(Verified Emission Reduction:温室効果ガスの削減・吸収プロジェクトによる削減・吸収量を表すクレジット)を購入することにより「CO2排出量ゼロ工場」とする。

OKIデータでは2012年までの間、前年排出されたCO2排出量相当の排出権を英国CO2バランス社が保有するVERから毎年購入することにより、カーボン・オフセットを実施していくという。VERの償却量に過不足があれば次年度償却分で調整するという。