富士通は、10月1日付でSE 400名を子会社3社に移管し、グループ会社を含めた製造分野のSE機能を対象に、フォーメーションの再編を実施すると発表した。これにより、同社では業種ノウハウの蓄積、事業の横展開、生産性・品質の向上を図り、SIビジネスを強化を図る。
具体的には、製造および製薬分野のSE 約250名を富士通システムソリューションズの部門と統合、約500名規模の体制を構築するほか、関西の製造分野のSE 約50名を富士通関西システムズに統合し、約200名規模の体制を構築する。そのほか、自動車分野のSE機能の約100名を富士通中部システムズの部門と統合し、SE 約250名規模の体制を構築する。
同社では今回の再編により、
・グループ各社の高い技術力や組織力を融合し、そのシナジー効果により、ソリューション・サービスの競争力向上、高信頼な大規模システム開発を促進
・営業、SEの役割分担とその責任範囲をより明確化することにより、ITコスト競争力や意思決定のスピード向上を図る
という2つの効果を狙っているという。