The H Open SourceにおいてMulti-booting over the internetのタイトルのもと、netboot.meと呼ばれるサービスおよびソフトウェアが紹介されている。インストールする必要なく、インターネットを経由して複数のOSを起動して使えるようにするサービス。サービスとしても提供されているが、ソフトウェアそのものもBSDライセンスのもとでオープンソースソフトウェアとして提供されている。
Getting Started - netboot.meから起動に使いたいメディアのイメージファイルを落としてきて、ここから起動すればよい。起動画面にOSに選択画面が表示されるため、ここで使いたいOSを選択すればネットワークを経由して自動的にダウンロードが実施され、対象のOSが起動するようになる。
ISOイメージの成果物はISOLINUX 3.82をベースに構築されている。メニューからは次のOSの利用が推測できる。
- インストーラ (FreeBSD 7.2、MirOS bsd4me、Debian 5.0、Fedora 11、OpenSUSE 11.1、Ubuntu 9.04/9.10)
- ライブOS (Tiny Core Linux 2.2、Micro Core Linux 2.2)
- ツール (Memtest 86、memtest86+、HDT 0.3.4、GParted Live 0.4.5-2、Parted Magic 4.4、Ubuntu 9.04/9.10 rescue、Smart Boot Manager)
ネットワーク経由でOSを起動する試みは古くからあるが、netboot.meはインターネットを経由してローカルにサーバを設定しなくてもそのまま使えるところが特徴。またソースコードも公開されているため、ローカルに設定して活用することもできる。