Slackware Linux開発者のPatrick Volkerding氏は8月27日、「Slackware 13.0」を正式公開した。前バージョンの12.2から多くの変更が加えられているが、最大のポイントは64ビットアーキテクチャに完全対応したこと。多くのユーザの希望がようやく実現した。

Slackware 13.0で採用されている主なソフトウェアは以下の通り。

  • Linuxカーネル 2.6.29.6
  • KDE 4.2.4
  • Xfce 4.6.1
  • GCC 4.3.3
  • Firefox 3.5.2
  • Thunderbird 2.0.0.23
  • Apache 2.2.13
  • Perl 5.10.0
  • Python 2.6.2
  • Ruby 1.8.7-p174

カーネルが2.6.29になったことで、ジャーナリングファイルシステム、SCSI/ATA RAIDボリュームサポート、SATAサポート、ソフトウェアRAID、LVM(Logical Volume Manager)、暗号化ファイルシステムなどの先進的な機能が実現、強化された。

32ビット版/64ビット版ともに、SlackwareのFTPサイト、またはミラーサイトから入手することができる。