沖電気ネットワークインテグレーションは27日、温湿度や電力量といったオフィスなどの環境情報を測定し、収集したデータをインターネット上のサーバで提供する環境情報収集サービス「Webセンシング」を発表した。サービス提供開始は9月17日から。

Webセンシングは、オフィス内に環境情報計測機器を設置し、センサネットワークを通じて最小10分間隔で環境情報を計測するというもの。収集されたデータは環境情報収集サーバに蓄積され、グラフやCSVなどで表示できる。また、収集したデータがあらかじめ設定した数値を超えると管理者に警告メールを送信する機能も用意されている。また、改正省エネ法で提出が義務づけられている定期報告書の作成支援機能が用意されているほか、オプションサービスを利用することでCO2の排出量やPMV値などのアニメーション表示が可能だ。同社では、環境情報を見える化することで待機電力などの無駄なエネルギーを削減し、電気料金のコストダウンが図れるとしている。

オフィス環境モニターのイメージ

初期費用は個別見積もり(最小構成はゲートウェイ、電力3系統、ガス1系統、温湿度1カ所)、サービス利用料は月額4,900円から(税別)。今後3年間で12億円の販売を目指すとしている。