日本でも大人気、ビジネス展開も本格化してきたTwitter。オンラインマーケティングの有効な手段して注目される新たなメディアだが、WebやSNSなど他のソーシャルメディアと同様に、ビジネスでの利用には十分な注意を払う必要がある。そこで、大手カード会社のAmerican Expressが運営する中小企業の経営者向けサイト「OPEN Forum」が掲載している"Twitterでやってはいけない5つのミス(原題: 5 Mistakes to Never Make on Twitter)"を紹介したい。

1. Twitterのプロフィール欄は空欄にしない

Twitterのプロフィール欄には、本名や写真、地域、生年月日、URLの入力項目がある。これらがきちんと入力されていない場合、企業の信頼性が損なわれる可能性がある。また、Twitterのプロフィールは他のユーザにフォローされるか否かを左右する重要な要素でもあり、他のユーザがサードパーティの機能やアプリケーションを使ってフォローするユーザを登録する際には、検索されるための有効な手段にもなる。

2. アカウントが常にアクティブであることを忘れない

会社の公式アカウントは常にアクティブにしておくこと。Twitterは気軽に利用できる対話手段とはいえ、ビジネス用のアカウントからのつぶやきはいつも注目されているということを肝に銘じておくべし。140文字という限られた文字とはいえ、顧客の信用を損ねるような軽率な言動は避けるよう、入力する前に大きな声でつぶやきを読み上げることを習慣づけるなど、細心の注意を払うこと。

3. いったん書き込んだつぶやきは削除するな

つぶやきは後から削除できるものの、GoogleのキャッシュやTwitterの検索結果には残る。ゆえに削除したことがかえってフォロワーの好奇心を掻き立ててしまう可能性も。万が一そうしたミスを犯した場合は、Twitter上で再度誤りを訂正し、真摯に謝罪するというのが得策だ。

4. 好奇心を煽るためのつぶやきはするな

センセーショナルなつぶやきは、自社のWebサイトのアクセスを増加させたり、ユーザの関心を集める手段になるが、効果は一時的なものだ。むしろ、Twitterは専任のスタッフが入念に顧客の問題解決にあたるための手段として利用すべき。

5. "ハッシュタグ"は濫用するな

つぶやきのテーマやトピックの内容を示し、検索性を高めることができる"ハッシュタグ"は便利な機能だが、最近ではこれを利用したスパムも問題になっている。ビジネスユーザなら、こうしたスパム行為に自らのフォロワーや顧客が巻き込まれるような活動は慎むべきだ。